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【マスクやワクチンだけじゃない!】インフルエンザに負けない体づくり

1~2月にかけて猛威を振るうインフルエンザ。暑さと湿気に弱いインフルエンザウイルスにとって、冬は最も活発になれる季節といわれています。

長野県では1月の第4週時点で定点当たり64.72人のインフルエンザ感染が報告されており、平成11年の調査開始以降、平成17年第9週(2月28日~3月6日)の76.28人に次いで2番目に高い数値となっています。(長野県感染症情報:2019年(H31) 第4週 感染症情報(2019年1月21日~2019年1月27日)より)

今後もさらなる拡大が予想されるインフルエンザ。予防にはもちろんマスクをしたり、手洗いうがいをすることも効果的ですが、体に入ってきてしまったインフルエンザウイルスから体を守ってくれるのは他でもない“免疫”のチカラ。
免疫力を高めるには、まず免疫のしくみを知ることがとっても大切です。

まずは免疫のしくみを知って、インフルエンザ対策に役立てましょう(^^)/


 

①免疫のしくみ

免疫とは私たちの身体に備わっている、自分と自分以外の異物を判別して排除し身を守るしくみのことです。そして免疫には二段構えのしくみがあり、連携して私たちの体を守ってくれています。

自然免疫生まれつき体に備わっている、病気と戦う力です。病原体が体内に侵入したときはその種類にかかわらず、すばやく攻撃して感染を防いでくれます。
適応免疫自然免疫で病原体を防ぎきれなかった時に、感染した病原体だけを排除するしくみです。ワクチン(予防接種)は、適応免疫のしくみを利用した感染症の予防法です。


 

②免疫のはたらき 【インフルエンザに感染したとき】

『自然免疫』と『適応免疫』の働き
(インフルエンザの感染から治癒まで)
参考:安部 良 (監修),『病気にならないための 体をまもるしくみ事典』, 成美堂出版, 2007


インフルエンザに感染してから悪寒や関節痛などの症状が出てくるまではおもに自然免疫がはたらき、自然免疫で防ぎきれず症状が重くなってきてからはおもに適応免疫がはたらくため、
インフルエンザの重症化を防ぐには、ワクチンや実際に病気にかかると得られる適応免疫だけでなく、生まれつき体に備わった自然免疫を高めることが大切なんです


 

③免疫の要は腸にあり!

自然免疫を高めインフルエンザに負けない体をつくるには、
腸内環境を良い状態にすることがとっても大切です。

なぜかというと…
腸は食べ物を消化し、栄養素を吸収する場所であることから、食事の際には食べ物と一緒に様々な細菌やウイルスが腸に入ってきます。腸は体内で最も危険にさらされている場所なのです

だからこそ、腸には体全体の半数以上の免疫細胞が集中しています。
腸は体内最大の免疫器官でもあるのです。

そして、それらの免疫細胞は、小腸にある絨毛(じゅうもう)という無数のひだの間―【パイエル板】と呼ばれるくぼみに配置され、細菌やウイルスなどの外敵を待ち構えています。

しかし、腸内環境が乱れてしまうとこのパイエル板の働きが低下してしまい、免疫力が下がってしまいます。

腸内環境は腸内にすむ良い菌悪い菌のバランスに左右されます。悪い菌が増えると腸内環境が乱れ、毒素を産生したり、病気を引き起こす原因にもなりますが、良い菌はこの悪い菌に対抗してくれるだけでなく、病原菌感染に抵抗したり、免疫機能を刺激するといわれています。良い菌はこのほかにも様々な良い働きをして、人の健康維持・増進に役立つと考えられています。

 


ここまで、免疫のしくみ、免疫のはたらき、免疫と腸の関係についてお話してきました。

皆さまの体を守ってくれる免疫、そしてその要である腸内環境について知り、
生活に生かして冬を乗り切りましょう!(^^)/

 

≪ 腸内環境(腸内フローラ)について、さらに詳しく知りたい方はこちら ≫